社会人1年目の終わりに、沖縄から北海道に転勤した。
その時に、北海道行きたいと思った理由はいくつかあるのだけれど、
(当時)この人が北海道の美瑛という街にいたから、というのも、
ひとつの理由で。
マコさん。
野外教育とか冒険教育とかが、専門の人。
自分が琉球大学の学生だった頃に、
たまたま北海道の三笠という街に2泊3日ぐらいで訪れるプログラムに参加して。
そのときの、現地でのコーディネーター役(当時)がマコさんだった。
それが出会い。
その時に、場の雰囲気を優しく温かくつくりながら、
段取りよく進めている姿を見て、憧れた。
ファシリテーションとか、場づくりとかに興味を持ったのは、
マコさんの影響かもしれない。
今日も久しぶりに会ったけど、やっぱりマコさんの周りには
温かい笑顔がたくさんあって。
相変わらずの雰囲気で。
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まだ北海道に転勤で住む前、
大学卒業直前ぐらいの時に、
マコさんを訪ねて冬の美瑛に行った。
旭川で拾ってもらって、回転寿しごちそうになって、
たしかそのまま居酒屋に連れてってくれて、
ナウシカとか商店街とか、正義って言葉が意味分からないです、
みたいなことで、3時間くらい(自分はお酒飲んでて、マコさん運転あるからシラフ。笑)、話を聞いてくれて。笑
その居酒屋から美瑛のマコさんの家までの帰りの車の中で
ブルーハーツの夕暮れが流れてて。
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マコさんに出会って、
冒険教育っていう言葉を知った。
いまだにちゃんと理解できていないかもしれないけど、
自分が安心していられる環境から一歩踏み出して(冒険)、その中で様々な経験をすることで、
自己肯定感を高めることだったり自身の成長を感じることだったり。
答えのない中で、どう判断して、行動していくのか。的な。
そんなことを考えてたら、西村佳哲(にしむらよしあき)さんのblogにこんな文章があって。
” 自然学校には、大きく2つの軸があります。環境教育と、冒険教育。もちろん両方あるんだけど、くりこま高原自然学校の軸足は後者です。
前者は自然について学ぶ。後者は、学ぶ環境が自然なんです。たとえば子どもたちと一緒に川で泳ぐとしますよね。「いつも泳いでるプールと、この滝壺。何が違う?」って、「危ない目にあわずに遊ぶには、どうしたらいい?」ってきく。
すると子どもたちは、全部自分で決める。「この先では泳がない」「一人で行かない」「石を投げない」…川に行くと石を投げたくなるんだね(笑)。「んじゃ、それ守って遊ぼう!」って。
自分で考えて、判断して。リスクを取りながら動いて、その結果でまた考えて。全人格的な成長のための環境として、野外や自然を捉えています。
成長っていうのは、自分が安心していられる領域が広がることです。広がるためには、快適で馴染みのある領域から、少し外に出てみないとならない。冒険が要る。
けどそこには未知で、容易ではなくて、あらかじめ保証のない世界が広がっているわけです。”
「冒険や、自然学校の発見」より抜粋
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とまあ、そんな感じで。
久しぶりに会えて嬉しかったという話。笑