2013年5月31日金曜日

とまとさんとはなしたこと。その2 〜飛行機の整備士〜


6/9(日)のオオドオリ大学のとまとさん授業をやるきっかけになった

とまとさんインタビューを授業前までに紹介してみようと

思って書き始めたこのシリーズ。


とまとさんとはなしたこと。その1から

だいぶ時間が空いてしまった。

ごめんなさい。

前回は、どこまで書いたっけ。

そうそう、確か、今住んでるソーシャルアパートメントのリビングでとまとさんと出会った時のことから、

野菜の品種改良をするプラントブリーダーになりたくて会社に入って、

とまとさんが、この3月までどんな仕事をしてたのかっていう話し。



このインタビューをとまとさんにさせてもらって、印象的だったのは、

とまとさんって、

ちっちゃいころからとまとが好きだったとかそういうわけではなくて、

むしろ、高校を卒業して農業関係の専門学校に行くんだけど、

最初は、決して行きたくていったわけじゃなかった、という話し。



それでは、インタビューの続きを。






元々高校を卒業した後は、
飛行機が好きだったんで、飛行機の整備士になりたいと。



げん   :それは、なんで、品種改良・・・?

とまとさん:それはですね。その農業関係の専門学校は、実は行きたくて行った訳ではなく、
      まぁ色々と事情があって、元々高校を卒業した後は、
      まさに今空港でこうやって話してるけど、
      飛行機が好きだったんで、飛行機の整備士になりたいと。

げん   :それは、なんで飛行機の整備士だったんですか?

とまとさん:それはですね、昔、うちの兄貴の影響がありまして、
      オートバイに乗るのが好きだったと。
      でまぁ、乗るだけじゃなくて、自分で整備をしたり、カスタムをしたりと。
      で、色々機械いじりをするようになってきて、
      やっぱそういうのが好きだったんで、
      ぜひそういう機械関係の仕事をしたかったけど、
      まわりに、車とか、オートバイの整備士になりたいって人はいっぱいいたけど、
      そのー、飛行機の整備士になりたいって人はいなかったし、
      単純に、僕は飛行機が好きだったんで。
      高校生の頃も同じ、時間があるとこうやって空港に来て・・・。

げん   :へー!

とまとさん:せっかく、ねぇ、機械を触るんだったら、そういう仕事やるんだったら、飛行機だと。
      ま、飛行機の整備士っていいなと、最初はそれに成りたくて、
      それに成るためには、やっぱり資格とかがいるんで、
      そういうこと学ぶために、専門学校が千歳にあるんですけど、行きたいと。
      それを両親に相談した所ですね、
      なかなか賛同を得られず、学費が高かったり色々あるんですけど、
      そういう中でたまたま、
      うちの両親は農家をしてますんで、農業関係の情報は入ってくると。
      ということで、
      その代わりとして紹介してくれたのが、
      実際に行った、その滋賀県の専門学校なんだけど。
      そこは、8割は外の実習って言うのが授業内容で、
      特徴的なのは、学費と寮のお金と食費はかからないということと、
      逆に、学校の方から毎月研究費という形でお金を
      少々もらえるっていうところで、まぁ要するに働く学校だと。
      職業訓練校じゃないけど、内容としてはそれに近いもので。
      で、そこの専門学校ていうのは、
      さっき言った種苗会社とつながっているところで、
      種苗会社の研究をしてる農場を授業の実習の現場として使って
      野菜の栽培をやりますと。
      ていうのは、野菜の品種改良の仕事をするためには種を蒔いてから収穫するまで、
      その一連の作業っていうのが必要で、
      その途中の段階で、どの種類がいいとか悪いとかを見るし、
      結果収穫物がどうかっていうのも見るし、
      要するに栽培しないといけないということで、手間がかかりますと。
      ま、ということで、そういう、仕事を進めるための人手にもなるし、
      逆に、それをやることで生徒にとっては、
      勉強の場になるっていうことで。そういうシステムだったと。








あんまりこう、なんていうかな
行きたくて行ってた訳じゃないんだよね。


げん   :あれ、でも、ほんとは飛行機の整備士になるための学校に行きたくて、
      別に、滋賀にある、栽培を学ぶっていうか、
      そっちの専門学校に行くつもりはなかったんですよね?

とまとさん:なかったんだけど・・・。ま、そこはやはりあのー、自分の一存では決められないっていうことで。

げん   :最初はじゃあ楽しかったんですか?入ってみて。
      どこでその、品種改良っていうか、プラントブリーダーになりたいなって?

とまとさん:最初は、さっき言った、飛行機の整備士を希望してたところもあるんで、
      あんまりこう、なんていうかな
      行きたくて行ってた訳じゃないんだよね。

げん   :ですよね。

とまとさん:うん。で、元々その専門学校っていうのは、
      1年コース、2年コースというのがあったんで、
      僕は1年コースを選んで、卒業して帰ってきてもう一回お願いしようと。
      飛行機の専門学校に行きたいと。

げん   :ああ、そうなんですね。

とまとさん:で、そのためには両親の賛成ももらわないといけないから、
      まずは言われたことを1年やってから、それからでも
      遅くないので、もう一回その整備士の学校に行きたいって言うために、
      まずは1年とにかくやってみようと。
      で、あんまり、ね、農業に興味ないっていったらあれだけど、
      両親がやってたからっていうのもあって
      遠ざけてるみたいなところがあったんですけど、
      まぁ自分の飛行機のためということで行ったと。
      で、実際その農業関係の学校行ってみると、
      とにかくまず実習が辛いっていうのもあるし・・・。

げん   :大変だったんですね。

とまとさん:本州だから夏は暑いっていうのもあって嫌だったんだけど。
      それでも途中からちょっと余裕が出てきた時に、
      色々農場を見学してると、なかなか魅力的だったっていうのがあって。








そういう色んな種類があって、それをこうかけあわして、
新しいものを作るっていうのが、これなかなか素敵だなと思ったと。


げん   :何が魅力的だったんですか?

とまとさん:品種改良してる現場だからこその風景というか。
      例えば、トマトを作ってるところでも
      同じトマトが全部こう何万本あるんじゃなくて、
      10本ぐらいの1つの種類のトマトの木があって、
      それが何百種類もあるから。
      こう、色んなトマトの種類が見られますと。
      それがなんかよかったですよね。

げん   :それってやっぱ品種によって全然違う?

とまとさん:そう、全然違うんで、まさにトマトの博物館じゃないけど。
      色んなトマトが見れて、トマトに限らず他の作物も色んなものが見れて、
      それを見てるとですね、
      そういう色んな種類があって、それをこうかけあわして、
      新しいものを作るっていうのが、これなかなか素敵だなと思ったと。

げん   :へー!

とまとさん:で、ちょっとそういうの考えるのもいいかなと思ってた時に、
      あのー、あれですよ。
      そう思った時にすでにある程度実習をやってたんで、
      野菜って言われるものはだいたいこう、作業をしてたんで、
      どんなもんか分かるんだけど。
      その中で、ある日パッとトマトに興味がいくようになってですね。





写真撮影:楊さん

https://www.facebook.com/jolan.yang.1



つづく





前回までのはなしはコチラから

トマトさんとはなしたこと。その1 〜出会いと仕事〜





2013年5月22日水曜日

トマトさんとはなしたこと。その1 〜出会いと仕事〜


今度6月9日(日)の午前中に、
大通にあるワールドブックカフェという素敵な場所をお借りして、
オオドオリ大学で、
初めて自分で企画した授業をやります。

琉球ニライ大学の時も、
オオドオリ大学に関わり始めた時も、
ずっと授業をやりたいなとは思ってて。




でも、なかなか一歩を踏み出せなくて。




でも、今度、初めての授業をやります。



きっかけはソーシャルアパートメントのリビングで撮った一枚のこの写真。









ある日、

自分が今住んでいるシェアハウスに「とまとさん」という人が引っ越してきました。




シェアハウスの人から、


とまとさんっていう人入ってきたよ〜っていうのは聞いてたけど、


単に、トマトが好きな人ぐらいかなと思ってました。



でも、


話を聴いてみると、


なにやら、好きの度合いがハンパない。



しかも、ただ単に、トマトを育てたい、というわけではなくて、


トマトの魅力を多くの人に伝えることで、たくさんの人を笑顔にしたいんだ、とのこと。


http://tomato-love.com/


トマトさんに出逢ったときにおもったことがあります。



じぶんが大切にしてることを、
じぶんが大好きなものを、
はっきりと言えるっていいなぁ、



って。





とまとさんは、この3月にこれまで10年以上勤めた大手の種苗会社を辞め、


とまとの魅力を伝えるプロジェクトを実践する”とまと家”として独立しました。




今後は、6月下旬から半年間ペルーの山奥に行って、トマトの原種の生育環境の調査をし、


その後、中米やヨーロッパをまわりトマトに関する食文化や最先端の栽培方法等を学びにいくとのこと。


そして帰国後はとまと農家としてトマトを育てつつ、

トマトの観光農園やトマトの講演会などの活動を行う予定。






そんな、ペルーに出発する直前のトマトさんに、



今回オオドオリ大学の授業の先生をお願いしました。



自分は授業のコーディネーター役。



授業のテーマは、”トマトに関するいろいろ”と”じぶんらしい生き方”。






なんで、このテーマで授業をやろうと思ったのかというと、

以前、トマトさんに「トマトさんが大切にしているコト」というテーマで

インタビューさせてもらったことがきっかけです。



その時の話を少し、紹介してみようと思います。




話しは、まだ雪がめっちゃ降ってた今年の2月、


新千歳空港での会話にさかのぼります。(笑)














出会いはどこでしたっけ・・・?



げん   :今なんで空港にいるのかってところから入りましょうか?

とまとさん:そうですね。笑

げん   :今なんで空港にいるんですかね?笑

とまとさん:えー、空港は集中できると。なんで集中できるかというと、ワクワク感が大事ですということで。。。
      空港って、日常の中で特別な行事がある時にくるということで、
      やっぱり、そういう、楽しい目的がある人がいっぱいいるわけで。
      そういうワクワクフィーリングがにじみ出まして、なんかいい雰囲気になるからですね。
  
げん   :出会いはどこでしたっけ・・・?

とまとさん:出会いはですね、ある土曜日の朝に
      シェアハウスのリビングにいったら、玄君と会ったと。
      僕の玄君に対する印象って言うのは、まさに沖縄の人みたいな感じだったな、ということで。

げん   :おきなわ・・・。

とまとさん:自分も沖縄に行ったことがあったんですね。
      なので、沖縄っぽい感じっているのがわかるんですけれども、
      えー、まぁいわゆる沖縄という共通の話題がありましてですね。

げん   :そうですね。

とまとさん:で、あの時サンゴの金城さんの話しになって・・・。

げん   :あっ、そうだ、サンゴの金城さんの話しになったんだ。

まとさん:で、まぁその後、Coccoの動画を見て・・・。

げん   :Coccoのどんな動画を見たんでしたっけ?

まとさんCoccoとそのサンゴの金城さんの対談みたいな。

げん   :あー!見た。見た見た。

まとさん:そう、それを見て、まぁ将来どんな事がしたいですか的な話をして、
      僕は、で、トマトの話をし・・・。

げん   :で、トマトさんが書いてるblogをその時たぶんすぐ見て・・・。

まとさん:そうそう。

げん   :”ナイントメィートォ”って何ですか?的な。

まとさん:そうそうそう。笑

げん   :で。聞いてみたら、あれ、やたら、この人トマトについて本気なんだなって・・・。
      冗談なのかな?と思いきや、この人本気だ!っていうのを、
      あの時、感じました。
      ・・・っていう出会いでしたね。笑

まとさん:でありましたね。笑
      でー、まぁその時印象的だったのは、その時は用事があってすぐ帰ったんだけど、
      玄君のblogに、その、自分のことを書いてくれたということで、非常に嬉しかったなと。
      それはすごい印象的で覚えてますね。

げん   :はぁ。

まとさん:はい。

げん   :そうですよね。
      あの時、妙に盛り上がってトマトのかぶりものを・・・。

まとさん:そうそうそう。笑

げん   :パソコンも写真取るんだったら、赤い方がいいって言って・・・。

まとさん:そうそうそう。笑 
      えー、ま、そんな感じですね。







トマトさんは、今はどんなお仕事をされてるんですか?



げん   :トマトさんは、今はどんなお仕事をされてるんですか?

まとさん:今はですね、種苗会社という会社がありまして、
      ま、そこの会社員、ということですね。(※2013年2月のインタビュー時点)

げん   :種苗会社って、すごい分かりやすく言うと、何をする会社なんですかね?

まとさん:種苗会社はですね、えーと、まぁ大きく2つあるんですけど。

げん   :種に苗って書く・・・。

まとさん:そうそう、種に苗と書いて種苗会社だけど、メインは野菜とか花の種とか苗を販売しますと。

げん   :はい。

まとさん:自社で、野菜とか花の品種改良をして、でまあその新しい品種を作って、それを販売しますと。

げん   :へー、じゃあ、農家とかに、新しいタマネギの品種できましたみたいな感じで開発して、
      種を売って、みたいなことをするんですか?

まとさん:しますね。
      そこはもちろん部門が別れてるんで、まず品種改良する研究開発部門と、
      後は、販売する営業部門ということで別れてましてですね、まずは品種改良して新しい品種を作ったら、
      種をいっぱい増やして、営業の方が、まぁ農家さんには直接売らないですけど、小売りをしている 
      他の種苗会社におろして、という形で、最終的には農家の人がその種を使うようになるんだけど、ということです。






野菜の品種改良の仕事がしたかった



げん   :なんでその会社に入ったんですか?

まとさん:これはですね、高校を卒業した後に、その、とある専門学校に行ったんだけど。

げん   :滋賀の?

まとさん:そう、滋賀の専門学校に行ったんだけど、その専門学校の内容が農業関係のところだったということでですね、
      あとその専門学校と僕が今仕事している会社がちょっとつながりがあって、
      そういうつながりもあって、入社出来たっていうのもあるんだけど、
      もともと入った理由は、さっきも少し言った、野菜の品種改良の仕事がしたかったと。

げん   :へー。

まとさん:これ、別名、プラントブリーダーっていう仕事でですね、専門学生の時の自分としては、
      すごいカッコいい仕事だなと。

げん   :野菜の品種改良、プラントブリーダー。

まとさん:その、植物の品種改良をするっていうことで、いいな、と。

げん   :それは、じゃあ、品種改良ができると思ったからその会社に入ろうみたいな・・・。
      その会社に入りたいってよりかは、こういうことをしたいっていうのがあって・・・。

まとさん:そうそうそう。

げん   :それだったら、この会社に行けば、できるかなーって。

まとさん:そうです。

げん   :で、やりたかったっていうのが、品種改良、プラントブリーダーの仕事。

まとさんそう。品種改良の仕事がやりたかったと。









写真撮影:楊さん

https://www.facebook.com/jolan.yang.1



つづく





2013年5月12日日曜日

小樽と花見と旅の宿と。




今日は、

知り合いの人に

小樽の宿の集まりの花見に誘われ、

行ってきた。

手宮公園っていう、高台にあって、

景色がいい公園。

晴れてれば、もっともっときれいだったろうけど、

曇っててもなんか良かった。

公園のすぐそばの神社でお祭りもやってて、

ライブもやってて。








花見はほとんどはじめましての人達。

話しを聞くと、

小樽と銭函で宿をやってる3軒の宿の人たちの集まりらしい。


手宮公園のすぐそばにある「古民家の宿 とまや

手宮公園の坂を降りて行ったすぐにある「小樽の宿 B&B いちえ

小樽の少し手前の銭函にある「小さな旅の博物館

の3軒。

どれも泊まりに行きたい。。。

というか、行こう。。。







はじめましてだったけど、

みなさん、

とっても優しくしてくれて、

色んな人がいて、

オーストラリアのユースホステルで働いてた時みたいで

楽しかった。




小樽って、坂がたくさんあって、海が見えて、山が近くて、好き。

長崎も、坂がたくさんあって、海が見えて、山があって、好き。





坂のある街が好きだな。

景色いい場所多いし。

坂を上りきった時のあの、景色を見る瞬間が、しあわせ。笑





とまやの人が言ってた、

色んな人があつまって、

こんな風に悪ノリするのも面白いだろって。




共感。笑












誘ってもらって感謝。














2013年5月5日日曜日

小樽さんぽ。


※リンクを知ってる人だけの限定公開


ゴールデンウィークのまっただなか、

大学時代の友達のあらたと、

同じアパートの住人のセファンと、

札幌から車で1時間くらいの小樽に行ってきた。



何カ所か目的地決めて、

あとはぶらりさんぽ。




なつかしいおもちゃがたくさんある





友達におすすめされて、

初めて行ったんだけど、

なんかなつかしいおもちゃから見たことのないおもちゃまで

たくさんあって、

おもしろかった。

































あとは、

今は使われていない線路の上を歩いてみたり、












ガラス屋さんできれいなガラス細工みたり、




























キャンドル工房って言う、きれいなキャンドルがたくさんあるお店行ってみたり、












小樽の地ビールを飲んでみたり、











オルゴール堂行ってみたり、











北海道Likersの記事で紹介されてた北一ホールをちょっと見に行ってみたり、

むかしアパートの人がお土産で持ってきてくれたときからめっちゃファンになった

小樽の飴屋さんに行ったり、















祝津にある青塚食堂で花魚(ほっけ)丼を食べてみたり。


















最近、情報の伝え方に興味がある。

あと、編集と。

記事的なもの?

魅力を伝えられるもの。

何かを伝えられるもの。










今日、いくつかお土産やさん入って、

なんか想ったのは、

やっぱり、

そこでしか売ってないものがあるお店は

なんだか温かい感じがして好き。

大量生産されたものじゃなくて、

なんだろう、

たくさん、安くは作れないけど、

そこのお店オリジナルのブランドだったり、

作り手の想いがひとつひとつに込められてたり?

そんなものの価値をひとつひとつ丁寧に伝えられたらなって。

最近そんなことを想う。













日常の中でも、


いろんな視点を持っていたい。










2013年5月4日土曜日

分けあうということ。



※リンクを知ってる人だけの限定公開






不思議だ。

何かを分け合うと、

ひとりが得られる量は減るはずなのに、

なんだかしあわせは何倍にもなる。

って、最近思った。



今日、やすが、

アクアパッツァっていうめっちゃ美味しい料理を作ってくれた。

めっちゃうまかった。



やすが作ってくれて、

みんなで食べた。

めっちゃうまかった。笑



大学のとき、

沖縄から埼玉まで、

一度バイクで帰ったことがあって。

沖縄から船にバイクのせて鹿児島まで行って、

それから熊本とか佐賀とか福岡とか広島とか京都とかよりながら。


京都で、

ひとりで清水寺を見たけど、

ちっとも楽しくなかった。


確かに景色はきれいだし、

建物をみても、

なんかすごいなぁとは思うけど、

そのすごいなぁっていうのをだれか共有できる人がいないと、

なんだか楽しくなかった。



誰か他人とコミュニケーションするって、

それぞれ考え方は違うし、

育った環境も違うし、

好きなものも違うし、

嫌いなものも違うし。


めんどくさいこともたくさんある。

他人とコミュニケーションするって。


でも、一方で、

誰か自分以外の他人と関わることで、

気づくことだったり、

より楽しくなることだったり、

幸せになることだったり。




なにか自分にとって価値のあるものがあったとして、

例えば、めっちゃおいしい料理とか。

んで、めっちゃおいしかったら、

全部一人で食べたくなるけど、

そうじゃなくて、

誰かと分け合うことで、

自分が食べられる量は減るけど、

なんだか幸せな気分は何倍にもふくれあがる気がして。




そんなことを想った夜。


キヨサクの唄う"Two Shot"を無性に聴きたくなる、そんな夜。


”きみとぼくのちがうところを尊敬しあいたい ぼくときみのおなじところを大切にしていたい

やさしくなって つよくなって 長生きをしたい 君がつらいときは こんどは ぼくが助けにいくよ”


っていうフレーズが好き。