2013年6月29日土曜日

とまとさんとはなしたこと。その5 〜自分ができること〜

さてさて、

うかうかしていたらトマトさんがトマト留学に出発してしまいました。

出発までには完結させようと思っていたのに。。。

遅くなってすみません。

とまとさん、

今はアメリカにいるそうです。もうすぐでグアテマラに移動かな??

その後はペルーだと思います。

さてさて、

前回は、とまと家として踏み出して行くとまとさんの話しから、

トマト留学の話しまで。

今回は、一年後、トマト留学から帰ってきてからの計画や、

トマトさんの仕事に対する考え方なんかを聴いて行きます。

それでは、それでは。


とまとさんのトマト留学の様子はこちら→https://www.facebook.com/nakajima.tomato.love





九州の福岡県にある、糸島市というところで、トマト農家として就農すると。



げん
それで、帰ってきたあとは、どこかでトマト農家をやるんですか?

とまとさん:
そうですね。帰ってきてから、遊んでばかりもいられないので、
しっかり生活できるように仕事を始めて行くんですけど。

げん:
それはどこで何をやるんですか?

とまとさん:
これはですね、九州の福岡県にある、糸島市というところで、
トマト農家として就農すると。

げん:
それはなんで糸島なんですか?北海道でも・・・。

とまとさん:
これはですね、
僕は農家をやりたいからトマトを作るわけではなくて、
トマトを作りたいために農家をやると。
ということは、
トマトありきの農家の内容になるっていうことで。
で、今地元が北海道で北海道に住んでますけど、
やはり栽培の面で北海道は不利になることがありまして。
九州の方が気候が温暖ということで、トマトの栽培に向きやすいと。
特に冬場は、温かければ温かいほど、トマトの栽培はしやすくなるんで。
要するに、年中トマトに接していたいなということで、九州を選びますと。
で、トマトの産地と言えば、
九州は熊本県ということで、まぁ本場の場所にもなるんで、そこでやると。
で、今言った通りで、本当の本場って言うのは熊本県なんで、
なんで、そこでやらないかって言う話もでてくるかも知れないんですけれど、
僕はそのトマトの魅力を色んな人に伝えたいということで、
さっきの講演活動もそうですし、
自分の農業をやる場所の近くにその観光農園を作って、
人を呼びたいということもあるので、
都市部に近いのが大事だと。
で、やはり九州と言えば、福岡県ですね、
で同じ福岡県の中でも、福岡市に近くて農業がやりやすい場所っていうと
さっきの糸島市という選択があって、そこでやりますと。

げん:
この前聞いた、なんか糸島市の人にお世話になったっていうのもあるんですか?
糸島を選んだっていうか。そのお世話になったっていうのはどういう・・・?

とまとさん:
お世話になった人はですね・・・。

げん:
なんか糸島に天使がいるっていうのも聞いたんですけど・・・。

とまとさん:
そうですね。笑 
糸島の天使はですね、そのまぁ、今回農業をしたいということで、
色々準備を進めるんですけれど、
まず一番やらないといけないのは、農地を見つけるということで。
実際どこの場所で農業をしますかっていうところで、
農地が決まらないと何も手続きが進まないので、
そういう手続きをしないと行けないんですけれども。
で、実はその糸島市っていうのは農業する中では結構人気の場所で
なかなかいい条件で農地を探すのは難しいと。ということで、
まぁ自分なりには色々情報を集めて聞いていたんですけど、
なかなかうまくいかないので、
ちょっと違う方法で農地を探そうと。
将来は講演会でトマトの話もしたいなということがありますので、
その練習っていうこともあわせまして、
自分でトマトの魅力を伝える講演会を企画してですね、
でその内容の後半で、
将来自分がこの糸島でしたいことって言うのを紹介させてもらって、
聞いてもらってる人の中で何か情報があればもらって・・・、
ということをしたいなと思って企画した講演会だったんですけれども。

げん:
講演会、実際どうだったんですか?

とまとさん:
これがですね、いざ当日になるとですね・・・、
来てくれた方がなんと1名ということでですね。
でその1名が女性の方だったんですけれども、
その方が、糸島の天使だと。
でその人は
誰も人が来ない中でやってきてくれた1人だったということで、
非常に輝いていたということでですね。
でまぁ、糸島の天使と呼ばせてもらってるんですけれど。
その方は、糸島市の市内でお菓子屋さんで働いてる方なんですけれど、
その講演会をやりますと告知をする時に、
チラシを置かせてもらったお店ということで、
その人も知ってましたので、気をきかせて来てくれたということで、
ありがたかったなと、いう話があるわけですね。







トマトの植物園ということで、考えておりますね。
見てもきれいだし、まぁ見ながら色々なんていうかな、
そのトマトについて紹介する人がいますみたいな、
僕が紹介するんですけれど。笑




げん:
じゃあ、糸島市で、そのトマトの栽培と、トマトの観光農園・・・、なんでしたっけ?
トマト・・・。

とまとさん:
トマトリウム。

げん:
トマトリウム!
トマトリウムはどういうイメージなんですか?
自分がちょっと思ったのは、
さっきも空港内にあった造花の話とかを聞いてても思ったのが、
その、最初のトマトさんががらっと専門学校の時にドアを開けたあの光景を・・・。

とまとさん:
そうそう。

げん:
もしかしたら、トマトさんはそのトマトリウムで再現したいのかなと、
ちょっと思ったんですよね。

とまとさん:
それは大きく関係していますね。ですんで、
トマト食べて美味しいとか、トマト食べて健康になるとかっていうのは、
結構みんなが知ってるトマトの魅力だと思うけど、
自分がほんとに紹介したいのは、トマトのきれいさということで。
トマトの美しさ、トマトの生育の様子だったり、
収穫されたあとじゃなくて実際のそのトマトの株についた状態の果実のきれいさとか。
観賞するなかでその美しさを紹介したいという気持ちが非常に強いと。
でまぁ、それはやっぱりその栽培してるとこじゃないと表せないことなんで、
実際にね、写真とかじゃ伝えきれないんで来てもらいたいなということで。
まぁ要するにその、植物園です。

げん:
うん、うん。

とまとさん:
トマトの植物園ということで、考えておりますね。
見てもきれいだし、まぁ見ながら色々なんていうかな、
そのトマトについて紹介する人がいますみたいな、
僕が紹介するんですけれど。笑
トマトの構造ってこんな風になってますよとか、
生理生体ってこんな風になってますよとか、
実際のものを見ながら説明した方がより伝わるんで、
そういう学べる場にもなったらなと考えていると。
で、さっきちょっと話がでたんですけれども、その造花っていうところでですね、
これはなかなか可能性のあることかなって思っててですね。
やっぱりトマトって、まぁ他の植物もそうなんですけれども、
生きてるんで、日々姿が変わって行くわけです。
で、ある程度本当にきれいな時期って言うのは決められていて、
結構ピンポイントで見てもらわないといけないと。
だから自分としては毎日毎日、一番きれいな状態でなってて欲しいけど、
それを保つのは、なかなか難しいんで。
それをカバーするために、造花ということで。
造花であれば自分の望む姿でそのままキープしてくれるんで、
やっぱその、本物ではないっていうところはありますけど、
そこをうまいとこリアルさでカバーしてやれば、
年がら年中、年中無休で、自分がこう表したい姿のトマトを、
表現できるかなという、そういうのを考えてみたいなということですね。











人のためになることで、人にいい影響を与えられること。
それが目的ですよね。
人のためになることで、自分ができることって何だろうって考えたら、
まぁそのときはトマトだった






げん:
トマトさんの場合、その25才からモヤモヤしてたっていうじゃないですか?
そっか、でもトマトさんの場合は、
割とトマトっていうところにシフトしたきっかけって言うのが、
その栗城さんの講演会っていうのが、大きかったと。

とまとさん:
そうですね。そうです。
ただ、なんていうかな、まぁそう思うのは、栗城さんを知ったのは28才でしょ?
知る前っていうのは、なんていうかな、
自分の中で何が自分が好きですか?って考えたら、
トマトっていうのはあったけど、
トマトが好きだから、あれもしたいこれもしたいという訳ではなかったと。
だけど、その栗城さんの存在ていうのがでかくてですね、
まぁ要するにその栗城さんになりたいと。
僕もその同じように、同じようなことがしたい、と思ったと。
人のためになることで、人にいい影響を与えられること。
それが目的ですよね。
人のためになることで、自分ができることって何だろうって考えたら、
まぁそのときはトマトだったということで。
それからなんかトマトに対する考えと言うか、
トマトに向かう姿勢とか、まぁ仕事ももちろん変わるんだけど、って言う感じですね。
だから、なんていうかな、その、
なんのためにやるかっていうところが変われば、
同じ内容の仕事をしてても全然かわるんじゃないのかなって、
ということで・・・。
ていうことですよね。









自分がこういう風にやりたいって思っているものがあって、
それをやってなかったら、やっぱし本心としては、
なんていうかな、
なんか心残りのある毎日だと思うんだよね。






げん:
あとそうだ。
会社をやめるっていうことに対しての恐怖っていうか、会社辞めたら、
安定した収入っていうのはいったんはなくなるじゃないですか?
ずっと会社にいれば、一定というか、
いい給料もらって、いい生活送れるんじゃないのかなーって。
でもそれをやめてまで、じゃあ自分のやりたいことをやるんだっていう、
なんだろ、踏み切れるっていうのはなぜか?っていうのと、
会社を辞める恐さみたいのはなかったんですか?

とまとさん:
まぁその、辞める一番大きいきっかけっていうのは、たぶん、
自分がこういう風にやりたいって思っているものがあって、
それをやってなかったら、やっぱし本心としては、なんていうかな、
なんか心残りのある毎日だと思うんだよね。

げん:
うん、うん、うん、うん。

とまとさん:
本心としては、本当の自分の気持ちとしては。
あれをやりたいけど、うーんていうか。

げん
トマトさんの場合だったら、
本当はトマトのことを100%やっていたいけど、
会社勤めだと1割しかできていないっていう状態だと。
それは本心ではないっていうか・・・。

とまとさん:
そうだね。なんていうか、やっぱり本当にね、自分の好きなことというか、
自分が納得して仕事できてないなっていうのはやっぱり自分でも感じると。
で、そうなってくると、顔の表情とか行動に絶対でるなって・・・。

げん:
うん、うん。

とまとさん:
おもうわけですね。で、そういうのって自分も嫌だけど、
きっと周りの人もなんか嫌に思うんじゃないのかなって思って・・・。
それは、あったなと。

げん:
うん、うん。

とまとさん:
その頃はあまり考えてなかったけど、例えばじゃあ、結婚とかしますと・・・。
自分に奥さんとかいたら、それこそ接する時間がとても長くなるけど、
で、そういう奥さんから自分のことを見たら、
なんていうかな、あ、この人ほんと全力で仕事楽しんでるわ、
みたいな感じで見られないなと思って。
そうやって絶対顔にも出るし、行動にも出るんで、
それは嫌だなということで。
で、たぶん自分が本当はこういうことをやりたいって言うのがあるなかで、
それを殺しながら仕事をしてると、
その間中ずっとそういう姿勢になってしまうというか。

げん:
それはなんか、そういうのを感じるような自分の中でのモヤモヤした時期と、
100%だった時の自分て言うのも分かるからこそ、
それの違いが分かるってことですよね。
100%だった頃っていうのもあるんですか?

とまとさん:
うん、うん、ありますね。

げん:
自分、輝いてる!じゃないけど、もう熱中してるぜ!みたいな。
その時はどれくらいの時期っていうか・・・。

とまとさん:
それはもう、入社して間もない時ですね。
入社してから3年間ぐらいは、それはそれですごい楽しかったなと。

げん:
没頭っていう感じですか?

とまとさん:
うん。

げん:
へー。
それは、入社したてだったからって言うのがあるんですか?
やりたい仕事をやってたっていうわけではない・・・?

とまとさん:
わけではないですね。

げん:
けど、楽しかった?

とまとさん:
楽しかったと。

げん:
なんで楽しかったんですか?
やりたい仕事ではないのに。

とまとさん:
実はですね、結構その専門学校2年間ていうのが、
実習とか内容が結構ハードだったっていうのがあるので、
それをやりきった感というか、自分に自信が持ててたと。
で、高校生の頃って、勉強とか全くしないし、
ただ遊んでるだけだったんだけど、そういうところから、
専門学校ではちょっと頑張ってみたっていうのがあってちょっと自信がついてたんで、
何をやっても面白かったし、
きっと自分は何をやってもうまく行くなっていうのは思ってたんで、
面白かったと。

げん:
そういう時期もあれば、その時期が終わった後で、
なんか、あれ、最近100%集中できないなーっていう
時期もあり、そういうのを続けるのはいい加減辞めようって思ったタイミングがあり、
自分の本当にやりたいことをやろうっていう選択をしたっていうことですかね。

とまとさん:
うん。

げん:
どこかで恐怖を天秤にかけたりはしなかったんですか?
でもそうか、天秤にかけて・・・。
・・・でも、やりたいことをやるっていうことですもんね。

とまとさん:
うん、やりたいことをやるっていうことだね。

げん:
それが、一番いいんだって思ったっていうことですよね。












たぶん自分の中では、
無意識にでも本当はこういうのやりたいみたいなことって
持ってると思うんだよね。
なんかきっかけがあったらそれがぱっと行動にでるだけであって。





とまとさん
だから、なんていうか、我慢しているというか、
こういうのをやりたいっていうのがあるのに、それを我慢するのって、
体に良くないなと。笑

げん:
逆に言えば、今まではなんで我慢してたんですか?

とまとさん:
辞めるっていうアイディアがなかったよね。
コロコロ仕事を変えれられる人もいるかも知れないけど、
そういうのって自分には選択肢としてないことなんで。
だからなんていうか、仕事を辞めるっていうのがすごいレアなことというか。
そうなんだよね。

げん:
じゃあほんとについ2〜3年前までは別に今の会社にずっといるのかなって・・・?

とまとさん:
そうだね。

げん:
別に辞めようなんてそんなのは思ってないし、みたいな。

とまとさん:
そうだね。
ただひとつ思うのは、栗城さんがどうのこうのとか言うけど、
それがただきっかけになってるだけであって、
たぶん自分の中では、
無意識にでも本当はこういうのやりたいみたいなことって
持ってると思うんだよね。
なんかきっかけがあったらそれがぱっと行動にでるだけであって。

げん:
今実際、その行動にでた後というか、もうやるぞって決めた後って、
何か自分こんなとこ変わったなみたいなことってありますか?
その、例えば、毎日がより充実した!みたいなとか。大変になった、とか。

とまとさん:
それはあるね。
でも大変になったとは全然感じなくて、やっぱりその充実してるなっていうのは、
すごい、感じるね。

げん:
うん、うん。

とまとさん:
今回その、栗城さんの講演会っていうのも、
たぶん自分が今こんな風に充実してなかったら、
たぶんこんなこともやってないと思うけど、
ね、いざ、自分が栗城さんの話を聴く機会があって、
それをきっかけに会社を辞めるっていう決心をして、
本当に自分がやりたいと思ってることをやってみたら、これすごい面白いというか、
充実するんで。
それはやっぱりね、そういうのがあるんだったら、
色んな人にそういうのを知らせるのは大事かなと思うんで、やってるけど。
実際こう、ね、きっかけがあって、やってみて思ったより大変とか、
思ったより面白くなかったらたぶんこういうことはしてないと思う。








写真撮影:楊さん

https://www.facebook.com/jolan.yang.1



つづく;次回が最終回予定です。笑)





前回までのはなしはコチラから

とまとさんとはなしたこと。その1 〜出会いと仕事〜
とまとさんとはなしたこと。その2 〜飛行機の整備士〜
とまとさんとはなしたこと。その3 〜トマトとの出会い〜
とまとさんとはなしたこと。その4 〜本当にやりたいこと〜


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