2013年10月15日火曜日

つらつらと。

20歳のとき、

オーストラリアに行った。

ワーキングホリデービザで。

ボンダイビーチっていう海の近くのゲストハウス(安宿)で、

ハウスキーピング(ベッドメイクしたり、掃除したり、洗濯したり)で、

約10ヶ月働いた。


ドミトリーも含めて20室ぐらいある宿だったから、

それなりにお客さんも多くて。


色んな国の人がいた。


スタッフも色んな人がいた。

オーストラリア人に、

イギリス人に、

フランス人に、

タヒチ人、

イスラエル人、

チリ人、

チェコ人、

スウェーデン人、

とかとか、

そして日本人の自分。


それぞれ、育った背景も文化も国もバラバラで、

でも一つのチームであって。


宿に来るお客さんをそれぞれの役割でもてなして。


基本、相手が何考えてるかよくわからないから、

意見が違うのがある意味当たり前であって、

でもその中でも共通する部分だったり、共感する部分があったりして。


あ、ここの部分は違うけど、

ここの部分は一緒なんだ、みたいな。


宿に個人部屋をもらって、

住み込みで働いてたから、

なんかバラバラで個性的な大きな家族で、

たくさんのゲスト(宿に泊まりにくるお客様)をもてなしてる感じで。


そんな暮らしを約10ヶ月してたら、

なんかそれまで、

良い会社に入って、良い給料もらって、いい生活をすることだけが、

幸せだって思ってたけど、

全然そうじゃないけど、

なんとなく毎日が幸せな感じの生活がそこにあって。



確かに、永続的にその環境が続く訳ではないだろうし、

経済的に宿が保ててるからこその環境ではあると思うんだけど、

でも、それまで、

自分のちっぽけな世界の中でしか見えてなかったことより、

はるかに色んな可能性を秘めた空間がそこにはあった気がして。



そんな経験をした、

20歳〜21歳の約1年間。



今、思えば、とっても良かった気がする。



あの時の経験が、今の自分の価値観だったり、

空気感に、

だいぶ影響を与えてるような気がして。




そんなことをふと思い出した。






宿の屋上からの景色。よくここから海眺めてぼーっとしてた。

働いてた宿「bondi beachouse YHA」




宿のリビングで流れてたラジオからしょっちゅう聴こえてきた曲。



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