オーストラリアに行った。
ワーキングホリデービザで。
ボンダイビーチっていう海の近くのゲストハウス(安宿)で、
ハウスキーピング(ベッドメイクしたり、掃除したり、洗濯したり)で、
約10ヶ月働いた。
ドミトリーも含めて20室ぐらいある宿だったから、
それなりにお客さんも多くて。
色んな国の人がいた。
スタッフも色んな人がいた。
オーストラリア人に、
イギリス人に、
フランス人に、
タヒチ人、
イスラエル人、
チリ人、
チェコ人、
スウェーデン人、
とかとか、
そして日本人の自分。
それぞれ、育った背景も文化も国もバラバラで、
でも一つのチームであって。
宿に来るお客さんをそれぞれの役割でもてなして。
基本、相手が何考えてるかよくわからないから、
意見が違うのがある意味当たり前であって、
でもその中でも共通する部分だったり、共感する部分があったりして。
あ、ここの部分は違うけど、
ここの部分は一緒なんだ、みたいな。
宿に個人部屋をもらって、
住み込みで働いてたから、
なんかバラバラで個性的な大きな家族で、
たくさんのゲスト(宿に泊まりにくるお客様)をもてなしてる感じで。
そんな暮らしを約10ヶ月してたら、
なんかそれまで、
良い会社に入って、良い給料もらって、いい生活をすることだけが、
幸せだって思ってたけど、
全然そうじゃないけど、
なんとなく毎日が幸せな感じの生活がそこにあって。
確かに、永続的にその環境が続く訳ではないだろうし、
経済的に宿が保ててるからこその環境ではあると思うんだけど、
でも、それまで、
自分のちっぽけな世界の中でしか見えてなかったことより、
はるかに色んな可能性を秘めた空間がそこにはあった気がして。
そんな経験をした、
20歳〜21歳の約1年間。
今、思えば、とっても良かった気がする。
あの時の経験が、今の自分の価値観だったり、
空気感に、
だいぶ影響を与えてるような気がして。
そんなことをふと思い出した。
宿の屋上からの景色。よくここから海眺めてぼーっとしてた。 |
働いてた宿「bondi beachouse YHA」 |
宿のリビングで流れてたラジオからしょっちゅう聴こえてきた曲。
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