視覚障害のフリークライマー世界チャンピオンの方を札幌にお迎えしてワークショップをやる。
2014年11月09日(日) 開催
小林さん、クライミングの魅力って何ですか?
ので、
なんでこのワークショップをやることになったのかと、自分が今考えてることの整理も含めて、
文字に起こしてみる。
・・・
元々、小林さんと初めてお会いしたのは今年の4月にオオドオリ大学で小林さんに先生をしてもらった、
ドリ大の授業がきっかけ。
「見えないフリークライミングの世界」を見てみよう。(とっても素敵な授業レポート。)
そのちょっと前にFacebookで、視覚障害の人も晴眼者(目が見える人)の人も一緒に楽しめるクライミングスクールをやってる
モンキーマジックっていうNPOがあるって、知って。
で、なんとなく、これなんだろ〜って興味を持ってたら、
小林さんが札幌に来る機会があるんだけど、ドリ大で授業してみない?
みたいな感じでたまたま直接知り合う機会をもらって。
(たまたま、小林さんが、自分が北海道でとってもお世話になった人の友達だったっていうことも大きかったかも。)
(たまたま、小林さんが、自分が北海道でとってもお世話になった人の友達だったっていうことも大きかったかも。)
それで、初めて出会ったのが、そのドリ大の授業の日の午前中、
東札幌のNACであるクライミング体験の前に、
地下鉄の駅で待ち合わせした時。
・・・
それまで、視覚障がいを持った人とあまり接する機会がなかったから、
どんな感じで接したらいんだろう、とか、ドキドキしてたんだけど、
出会ってすぐ、そのドキドキは消えて、あぁ目が見える人と何も変わらない、
って思った。
もちろん目が見えないハンデはあるけど、別にだからって、
それをマイナスっていう風に捉えるのではなく、ありのままを受けいれてる強さというか。
で、いざクライミングの体験を始めてみると、本当にこの人目が見えてないのかな?
って思うくらい、なんだろう、慣れているというか、堂々としているというか、
在り方というか、なんか、別に目が見えないとか目が見えるとか関係なく、
一人の人として、なんか目の前の小林さんという存在がとってもまぶしかった。
で、自分が初めてのクライミングで、壁に登れなかったりしても、
じゃあちょっと見ててください、コツがあるんです、みたいな感じで、
いとも簡単に(簡単に見えただけなのかな?)、すらすらと壁を登っていく小林さん。
もちろん、目は見えないから、手探りで壁についてるホールド(石のようなもの)を探り探しながら。
・・・
と、まぁそんな出会いで。
で、その日は夜の懇親会まで一緒だったから結局午前中のクライミングから夜の懇親会まで、
一緒の時間を過ごさせてもらって。
・・・
冒頭にのっけた小林さんの動画でとっても好きな部分がいくつかある。
いくつかあるけど、一番好きなのは、16:20くらいからの、
小林さんの言葉。
一緒にクライミングをしようっていう。
そんな風に言われたら、なんだろう、したくなっちゃうって。
別に、なんにも、難しいことはなく、楽しいから一緒にやろうよ、みたいなメッセージ。
そんな、在り方がとっても素敵だなって思う。
ぜひ、一度見てみてください。
ぜひ、一度見てみてください。
■小林幸一郎さんプロフィール
1968年東京生まれ。
大学卒業後、旅行会社、アウトドア衣料品販売会社などを経て、 33歳で独立。
16歳(高校2年)でフリークライミングと出会う。
それまで全く運動をしていなかったが、 さまざまな環境の変化の中でもこのスポーツを止めたことはなかっ た。
28歳のときに眼病が発覚、 将来失明するという診断に失意の日々も送るが、
その後さまざまな出会いから現在の活動を開始。
第一回障害者クライミング世界選手権、視覚障害男子の部優勝。
視覚障害者へのフリークライミング普及活動を行う「 NPO法人モンキーマジック」代表理事。
・パラクライミングカップ(ロシア)2006 視覚障害クラス優勝
・イタリア世界選手権2011 B2クラス優勝
・視覚障害者クライミング日本選手権2013,2014 優勝
・パラクライミング世界選手権(スペイン)2014 視覚障害B1男子 優勝
■NPO法人 モンキーマジックについて
2005年8月NPO法人認証設立。
スクールやイベントを通じ、 視覚障害者を主な対象としたフリークライミングの普及活動を行う 。
様々な交流を生み出し障害者理解やその自立支援の実現を目指して います。
NPO法人モンキーマジックオフィシャルサイト
<メディア紹介>
・NHKハートネットTV放映
見えない壁に挑む ―フリークライマー・小林幸一郎―
・ダイバーシティマガジンcococolor掲載
視覚障害者といっしょにフリークライミング。見えてきたことは?
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